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2023.05.04:A’Design Award & Competitionの2022 – 2023年にてSilver A’ Design Award受賞しました。詳しくはこちら
2023.04.27:iF design awardを受賞しました。詳しくはこちら
2023.04.10:NYADC 102のプロダクト部門にてショートリストに選ばれました。詳しくはこちら
2023.02.15–21:FabCafe Kyotoで展示をします。詳しくはこちら
2022.11.21:Designart出展しました。詳細はこちら

Concept

伝統技術・伝統産業・伝統工芸の融合

「折り紙漆器」は、日本人にとって親しみのある「折り紙」の技術と和紙や漆器といった日本が誇る「伝統産業」の融合をコンセプトにデザインし、伝統を革新的に表現したプロダクトです。

一枚の紙から一つの形状に折り上げる伝統技法の折り紙、古くから続く日本特有の伝統工芸の漆、日本全国に産地をもつ伝統素材の和紙という、日本人にとって親しみのある3つの伝統要素からインスピレーションをし、伝統産業を新しい角度で見つめ直し、日本が誇る産業の持続可能な在り方を考えるきっかけを創出しました。

Product

洗える和紙 折りたためる漆器

折り紙漆器は、和紙を素材に漆加工が施されているため、水分や油への耐久性があり、和菓子などのお菓子はもちろんのこと、刺身や天ぷら、寿司などの和食からステーキなどの洋食といったお料理のお皿として使うことができます。
使用後は水で洗い乾燥させることで、何度も使うことができます。和紙の紙皿にも関わらず洗うことが可能で、折り紙の技術によって漆器なのに折り畳めるという柔軟性を持っているのが折り紙漆器の大きな特徴です。また、一枚の紙から折り上げることで生まれる幾何学的なデザインは光のあたる角度によって美しい表情を演出します。

Stories

日本が誇る和紙のサステナブルなあり方

折り紙漆器に使用している和紙は、日本の代表的な和紙の産地である福井県越前市の老舗企業が作る「ひっかけ和紙」です。しかし、和紙の産地では、和紙を使った製品の売り上げの低迷に伴い和紙の発注が減少し、これまでの受注ベースの考え方では生産体制を維持すること自体が困難な状況になりつつあります。産地の伝統技法を担う和紙の加工工場が失われれば、その産地のもつ伝統技法ごと失われてしまうことになりかねません。そこで、積み増さねてきた歴史だけにとらわれず、和紙という日本が誇る伝統産業がサステナブルであるためにはどうすればいいかを考えました。そこで、模様の一部が欠けたりなどして流通に乗らない和紙が廃棄されてしまうという和紙の産地が抱える問題に焦点を当て、折り紙漆器には流通に乗らない和紙を素材として活用しています。

Order

カラーラインナップ 舟皿:漆黒 / 朱赤 / ターコイズ / ピンク サイズ:280mmx208mmx25mm 重さ:13g(本体)

Creative Credit

Creative Director | 守田 篤史 (Paper Parade)
Designer | 和田 由里子 (Paper Parade)
Photographer | 土田 祐介
Video Editor | JO_studio
Production Team | 山伝製紙株式会社、成実漆器、泰清紙器製作所

Paper Parade, Inc.
アーティスト・タイプデザイナーの和田由里子と、クリエイティブディレクター・プリンティングディレクターの守田篤史による「紙と印刷の《無限の可能性》を探求する」デザインチーム。
紙と印刷・加工技術に関する幅広い知見とタイポグラフィ、造形表現、デジタル表現を横断しながら、フィジカルかつ立体的な体験設計を手がける。また、工場や職人といった「作り手」とユーザーのより良い関係をつなぐコミュニケーションデザイン、ブランドデザインを得意とする。自主プロジェクトとして、紙製活字による新しい活版印刷システムPapertype、マンガのシーンを彫り込んだ活字によるタイポグラフィ作品シリーズMANGA活字、印刷物消費のサステナブルなあり方を問う作品シリーズPaper Pebbles等を手がけている。

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